
大企業の副社長である充は、友人の亮太が連れていた美青年、楓と出会う。楓は父親の作った多額の借金を返すため、体を売る生活を余儀なくされていた。そんな過酷な境遇を知った充は、必死に現状を変えようとカフェで働き始めた楓のことが気にかかる。父親と亮太からの執拗な連絡に疲弊していた楓。誠実で優しい充に触れるうち、心を閉ざしていた楓の心境にも少しずつ変化が訪れる。しかし、楓を本気で手に入れようと画策する亮太の動向が、二人の静かな関係に影を落とす。格差と執着が渦巻く中、充は楓を守り抜くことができるのか。救済と恋心が交錯する、儚くも美しい愛の物語が幕を開ける。
ひどいバウンダリーの夜【タテヨミ】(24)

